ほとんど個人的な事情ですが、色々あって多忙な時期を迎えております。
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最近、レコードが更に値崩れしてきて、逆にマニアックなレコードは高い。
実際に買ったりすると、この内容でこれか?と思ったりするが、実際はそこそこ持ってる人にはイイのかもしれないし、単純に自分に合わないだけかもしれない。
また、逆にマニアックという部類とは別に実際に知られていないだけで安いのもある。コレばっかはしょうがない気もするし、所詮は市場価格。
それでも、好きなモノ買うというぐらいの姿勢が、本当に意味があるのかもしれない。
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話はガラリとかわるが、最近は昔の抱いていた雑誌媒体や他媒体でもっとPunk RockやPowerPopが語られればいいとおもいが、ない。
掲載される、されない、そして、量のがある、ないはナンセンスかもしれない。
当然、どちらにしてもあったほうが良いが、あるとどうイイのかというのはじつは漠然としすぎている気もする。
イイと言うヒトの説明が、あまりにも漠然としていて、その対期待効果とでもいうのかどうかは知らないが、圧倒的に薄い。当然、薄いけど、あるというのは事実だが。
実際には、個人的に楽しめればいいし、もっというと、本当は楽しめているかも疑問だ。
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「絶望の国の幸福な若者たち」という本のタイトルが今の現状を良く現しているとおもう。
絶望的に認知度と影響力が薄まっていても、実際はそこそこシアワセなのだ。
バンドもやり、レコードも買い、その両方について語れる友人/仲間もいるし、場所もある。そして、それらはオープンな場で行われている。
現状への充足とそれを水増しするということが大切になっているから、結果的には楽しめる。
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ただ、わかっているのは、老若男女問わず、PowerPopだけでいえば、魅力がないのかもしれない。
一方で魅力とされるコトの幾つもが、実際はそこそこプロパガンダ的に展開されているのも事実。
表現とはいえ、根本的には影響の過程を通るのだが、インタビューをする側もされる側もすっ飛ばしながら展開し、全く意味のない抽象的な「緊張感」とか「化学反応」というような意味不明な表現で終始している。
実際に、日本では、音楽雑誌媒体は提灯持ちや事業保持のための体しかなし得ていない。結局、配分された予算と、そして、安いカタルシスをまき散らし、それを整理整頓させるコトで魅力とされる。
しかも、それをやっている人たち自身が、実はかなりの音楽通だから手に負えない。要するに、やり口が巧妙なのだ。
また、ドブ板レベルでも地続きな継承がないからかもしれない。これは特に思うのだが、ジャンルを上手くブレイクダウンさせていない。
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昔のレコードショップには良い意味でのストーリーのある混沌さがあった。
例えば、VELVET UNDERGROUNDのコーナーの近くにNY PUNK ROCKがあり、そして、あえて、その中にMC5との関連性を訴えるかのように一枚おいてあったりする。そして、MC5に行けば、STOOGESがあるわけでそして、そこにはPISTOLSについても言及されるコメントもついてる。そこからUK PUNK ROCKがある。
カンタンに言えば、永遠にループできるようにレコード棚が施されている。
今は、レコードの量もありそうなっていないのかどうかは知らないが、少なくともそうはなっていない。
好きだからこそのできる仕事を、如何に省力化して捌くかの作業を中心にしている。だから、売れないし、興味の幅が広がらない。当然、ループさせれば売れるわけではないが、でも基本的なことをしていない。
売るという行為自体が、実はそういったある種に教養的な要素を持っていることないがしろにしている。
だから、価格を抑えても売れるわけがない。
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結局、かかわるヒトたち全員の責任がこうさせたといってもいいとおもう。
それぞれが大衆媒体ではないとこから統括的な啓蒙発信を行わない限り、PowerPopの魅力など伝わらない。
結論ではなく、あくまで雑感で、そう感じる。
これからはいままで依拠していたところを捨て、また、あまりにも固執させすぎていたためにいろんな事が重荷になってしまったモノを降ろし、リアルな温故知新の出会いを作るべきだ。
STRANGE SHIPS BY FOX
1975 UK
http://www.youtube.com/watch?v=sm3kTUWHHuM&sns=em
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